天高くピクニック
二月初めの定例土曜山行で、久しぶりにリムタカ山地主稜線に登った。リムタカ山地は、ちょっと小高いところに登って東のほうを望めば、首都のウェリントンのどこからでも見える。高度は8-900mほどだが、急傾斜で、ウェリントン一帯に多い地震のせいか、地すべりに山肌を削られ、地肌むき出しの荒々しい姿が、ウェリントン湾の向こう側に聳え立っているのは、いつ見ても印象的だ。にほんブログ村 アウトドアブログへ





オール・ブラックスの前主将、タナ・ウマンガのホームタウン、ワイヌイオマタ(Wainuiomata)を抜けてさらに南に向かうと、すぐにリムタカ森林公園(Rimutaka Forest Park)のキャッチプール登山口(Catchpool Roadend)に着く。ここから、遊歩道を1時間弱歩き、オロンゴロンゴ川に到着。


このあたりは去年の3月に激しい集中豪雨に見舞われ、地すべり等で森林公園の施設等も大きな被害を受けた。写真の左のほうに、砂利の積み上がった沢のふちに山小屋が建っているように見えるが、以前は、この砂利は全くなかったし、この小屋も森の中で、川からは全く見えなかったのだ。

川を上流に20分ほどたどると、山羊沢(Goat Stream)という大きな支流が左岸から合流してくる。ここでも集中豪雨の影響で多量の砂利、石が押し流されてきたものが積みあがっている。付近にあった個人所有の小屋二軒も、これに押し流されて破壊されたそうだ。

ここから山羊沢尾根に取り付く。公式の登山道ではないが、有志によってマーカーが付けられ、よく使われているルートがあり、問題なく南越し(South Saddle)の分岐に到着。ここからはルートなしの植生が密生した尾根を、ともかく通りやすいところを見つけて登ること40分ほどで主稜線にたどり着いた。

もう12時過ぎているが、リーダーのマイケルさんが、もう少し行くと取って置きの休憩場所があるのでそこまで行こうという。5分もかからずにそこに到着。山羊沢の源頭部が、主稜線の縁ぎりぎりまで、大きく地すべりで削られているところに、15平方メートルほどの草地があり、素晴らしい景色が楽しめる。日光浴しながら、のんびりとピクニックランチを楽しむ。


昼食後、稜線を30分ほど南へ縦走し、下山に使うベラ道(Vera's track)の尾根の分岐点に向かう。このリムタカ主稜というのは、背の低い密生した植生で非常に通りにくい。(もちろん登山道などは無い。)危険な木性イラクサ、オンガオンガ(ongaonga)もあちこちにあり、二人ほど軽く刺されてしまったようだ。(このあと数日体調が悪かったとあとで聞いた。)


ベラ道の尾根が分岐するところで、最後の展望を楽しむ。この尾根の麓で最初のパノラマ写真とったのだが、小屋が写っているのが見えるだろうか。遠景のウェリントン湾と南部の市街地が見える。

このベラ道は、麓に山小屋を建てた人が亡くなった後、その奥さん(名前はVera)が開拓したという歴史があり、これも公式な登山道ではないが有志によって維持されている。上から下まで非常に急なので慎重に下るが、それでも足を滑らせ、バランスを崩してしりもちをつき、転ぶ人が絶えない。それでも何とか、誰にも怪我無く川に下りつく。あとは、遊歩道を駐車場までのんびり歩くだけだ。

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画像処理は huginthe GIMPによる。
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by mimi_s_mum | 2006-03-31 13:23 | 山行報告




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