初めに山ありき
 14歳のときに、父が勤務していた大学の山岳部OB会の合宿に紛れ込んでの日本アルプス初挑戦が、本格的登山の始まりだったというのも恥ずかしい。何せその時は、まず立山室堂の雷鳥沢の登りで、高山病からの頭痛と慣れぬ急登でバテバテ。登山道の脇でシュラフに入って寝ていた。剣沢三田平のキャンプ場では、悪天候に阻まれて三日間沈殿で、ほとんど何もできず、もう帰るという日の前日になって、やっと前剣にまで足を伸ばせた。
 次の登山挑戦は、16歳のとき、またもや大学山岳部OB会のかたがたにお世話になって、今度は、上高地から穂高連峰へ。このときは運良く高山病にもならず、バテもせずに、初めての3千メートル峰北穂高岳に登ることができた。それから山に病み付きになった。とはいえ、長期縦走、岩登りや雪山のような硬派登山に手を出す度胸はなかったので、短期縦走と、日帰り登山を中心に山を楽しんでいた。
 16年前、思うところがあって、留学を志し、自然が豊かで、エベレスト征服のヒラリーさんの故郷である、非核宣言の国、ニュージーランドを選んだ。それから本当にいろいろなことがあったが、山にはずっと行っていて、現在は、主都ウェリントンに住み、地元山岳会のやぶこぎ登山のグループに属する形で、山を楽しんでいる。
 ウェリントンは、あの指輪物語の映画化で有名なピーター・ジャクソン監督の地元で、映画公開時は、市を挙げて宣伝に努めていた。空港からの道路には、Welcome to Middle Earth (中つ国へようこそ)という看板が掲げられ、おかげで、ウェリントン市議会は、アカデミー賞受賞のスピーチで、特別に感謝されたのだった。(オスカー受賞スピーチで感謝された市議会なんて、他にあるのだろうか。)
 というわけで、この「中つ国の山と谷」と名づけたブログでは、ニュージーランドの登山スタイルと、ウェリントン(中つ国)周辺での登山山行記録を紹介したいと思う。(ちなみにURLのmaungaというのは、マオリ語で山という意味)
 
 ブログ作りは、まだあまり慣れないことなので、いろいろ不都合もあるとは思いますが、長い目で見てやってください。どうぞよろしく。

 Mimi's Mum
[PR]

by mimi_s_mum | 2005-08-24 12:11 | 中つ国山つれづれ




<<  長い脚