I'll Be BACK! (山行報告 選挙記念号)
 10日ほど前、NZでも国政選挙があった。日本と違って投票日が土曜日なので、山岳会定例の土曜日山行とかち合い都合が悪い。でも、リーダーのマイケルさんに電話して尋ねたら、この日の山行は短めに切り上げて、投票所が閉まるまで(午後7時)には帰宅できるようにするといっていたので、不在者投票(NZでは前日まで出来る)はしないでもいいようだ。
 今回の目的は、ウェリントンの北、車で40分足らずのところにある小さな町ワイカナエの裏山を越えたところにあるカパカパヌイ沢を出来るだけ遡行しすることだ。沢登りというよりは、渓流歩きに、時々小さな滝やゴルジュの高巻き、へつりが絡むようなところだが、この小渓谷に辿りつくまでが大変なのだ。

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# by mimi_s_mum | 2005-09-26 10:42 | 山行報告


巨人の谷 (山行報告)
e0056912_16581832.jpg 一月ほど前の朝、私たちのグループは、二台の車に分乗して、国道一号線を北に向かった。ウェリントンから1時間ほど、レヴィンという町の手前で右折する。タラルア山地主稜北部の高峰が目に飛び込んでくるはずだが、この朝は、主稜線には雲がかかっていた。タラルアの裾野、オハウ川とマカレツ川の合流点左岸の河岸台地上にあるギムレット氏の牧場への橋の袂で、今日のリーダーのウェインさんと落ちあう。ウェインさんは、この辺りの、今はほとんど使われなくなった登山道や仕事道を整備しなおしている人で、地元の自然にとても詳しい。


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# by mimi_s_mum | 2005-08-31 17:41 | 山行報告


 長い脚
 ニュージーランド人は短パンが好きである。特に外で働く人たちにとっては、短パンが制服のようなものだ。大工さん、牧場の人たち、(外ではないけど)バス・汽車の運転手さん、郵便配達のお兄さん・お姉さん、皆ほとんど一年中短パンで、長い脚を見せびらかして歩いている。短パンをはかないと暑くてしょうがないようだ。
 登山も勿論短パンでする。夏だけではく、ほとんど1年中短パン姿で山に登る。冬の寒いとき、ひどい棘だらけのヤブを一日中かかって通り抜けなけねばならないとわかっているときなど、ポリプロピレンの股引スタイルのタイツのようなもの(long-johnsと呼ばれる)を、短パンの下に履くことはあるが、100%短パンで通す硬派も少なくない。
e0056912_1761925.jpg

[6月(日本で言えば12月)始め、タラルア山系にて。気温6~7度だったと思う。]

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# by mimi_s_mum | 2005-08-25 16:30 | 中つ国山民俗学


 初めに山ありき
 14歳のときに、父が勤務していた大学の山岳部OB会の合宿に紛れ込んでの日本アルプス初挑戦が、本格的登山の始まりだったというのも恥ずかしい。何せその時は、まず立山室堂の雷鳥沢の登りで、高山病からの頭痛と慣れぬ急登でバテバテ。登山道の脇でシュラフに入って寝ていた。剣沢三田平のキャンプ場では、悪天候に阻まれて三日間沈殿で、ほとんど何もできず、もう帰るという日の前日になって、やっと前剣にまで足を伸ばせた。
 次の登山挑戦は、16歳のとき、またもや大学山岳部OB会のかたがたにお世話になって、今度は、上高地から穂高連峰へ。このときは運良く高山病にもならず、バテもせずに、初めての3千メートル峰北穂高岳に登ることができた。それから山に病み付きになった。とはいえ、長期縦走、岩登りや雪山のような硬派登山に手を出す度胸はなかったので、短期縦走と、日帰り登山を中心に山を楽しんでいた。
 16年前、思うところがあって、留学を志し、自然が豊かで、エベレスト征服のヒラリーさんの故郷である、非核宣言の国、ニュージーランドを選んだ。それから本当にいろいろなことがあったが、山にはずっと行っていて、現在は、主都ウェリントンに住み、地元山岳会のやぶこぎ登山のグループに属する形で、山を楽しんでいる。
 ウェリントンは、あの指輪物語の映画化で有名なピーター・ジャクソン監督の地元で、映画公開時は、市を挙げて宣伝に努めていた。空港からの道路には、Welcome to Middle Earth (中つ国へようこそ)という看板が掲げられ、おかげで、ウェリントン市議会は、アカデミー賞受賞のスピーチで、特別に感謝されたのだった。(オスカー受賞スピーチで感謝された市議会なんて、他にあるのだろうか。)
 というわけで、この「中つ国の山と谷」と名づけたブログでは、ニュージーランドの登山スタイルと、ウェリントン(中つ国)周辺での登山山行記録を紹介したいと思う。(ちなみにURLのmaungaというのは、マオリ語で山という意味)
 
 ブログ作りは、まだあまり慣れないことなので、いろいろ不都合もあるとは思いますが、長い目で見てやってください。どうぞよろしく。

 Mimi's Mum
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# by mimi_s_mum | 2005-08-24 12:11 | 中つ国山つれづれ